8月28日に文科省から「2017年度 全国学力テスト」の結果が発表されました。
新聞やニュース等でも取り上げられていましたが、皆さんはご覧になりましたか?
政令市別の正答率 新潟市は小学国語A・B、算数Aでトップ!!
今年度の政令市別の正答率では、なんと新潟市が小学国語A・B、算数Aでトップ!という嬉しい結果でした。
その他の算数Bや中学国語・数学も全国平均正答率と同程度もしくは上回っており、新潟の子供たちの学力は全国の中でも高い水準にあることが分かります。
新潟市内の学校での取り組み 「3つの授業フレームワーク」とは?
では具体的に新潟市でどんな取り組みが行われているかというと、5年前から「新潟市が目指す授業づくり」方針を掲げ、小中学校の授業に3つの授業フレームワークを導入しているそうです。
1. 何を学んでいるのかを示す「学習課題」
まずは、以下のような優れた学習課題を設定した授業を行うことで学習の質を高めています。
- 学習指導要領に示された内容を的確に学ぶことができる
- 子供の興味関心や問題意識を基に設定されている
- 子供同士が関わりながら課題を追求していくことができる
このような学習課題により、子供が主体性を発揮したり子供同士の対話により協調性も生まれ、学習内容の理解が深まる授業が増えています。
2. 何を学んで、何をできるようになったのかを振り返る「まとめ」
次に、課題解決や学んだことをまとめるために、アクティブ・ラーニングが積極的に取り入れられています。ペア学習・グループワークなどのアクティブ・ラーニングで思考力・表現力・判断力をつけていきます。
- 主体性が発揮されているか?
- 対話があるか?
- 学習に深まりがあるか?
といったポイントを確認しながら授業が進められているそうです。
3. どのように学んでいるのかを自覚する「振り返り」
そして最後に振り返りでは、次の三つの学びの自覚を目指しています。
- A 解決した過程・学び方(どのように学んだか)
- B 獲得した知識や技能(何が分かり,できたか)
- C 情意(分かった・できた喜び,学ぶ楽しさ)
特に、自分の学び方を自覚し他の学習場面にも生かしていくことのできるAの学びの振り返りが大切だと考えられているそうです。
B・Cについても、達成感や自己肯定感は勉強と向き合う際にとても必要な経験になりますよね。ちなみにブイステージの指導でも、「わかる→できる」という達成感を通して成績アップや勉強を好きになるという「良いスパイラル」に入ってもらうことを重視しています!
今後も新潟っ子たちの学力UPに期待です!!