現在行われているコンピューターを使った英語検定「英検CBT」が、2018年度より「英検4技能CBT(仮称)」に新たに生まれ変わることが発表されました。
まだ詳細は発表されていませんが、現在分かっていることは以下の通りとなっています。

現行の英検CBTと新しい英検4技能CBT(仮称)の違い

  • これまでの準2級・2級に加え、3級も受験対象に追加
  • 合否に関係なく、志願者全員が録音によるスピーキングテストを受験可能(4技能全ての CSEスコアを取得できる)
  • 一次試験合格者には、これまで別日程で行っていた面接試験ではなく、録音によるスピー キングテストで二次試験の合否判定を実施する
  • 実施日程・実施会場が増える

一番の変化は、なんと言ってもやはり「4技能化」です。
以前から大きな話題となっており、ブイステージのブログでも何度か登場している「小学校英語教育改革」や高校・大学の受験方式変更など、最近あらゆるところで英語の”4技能”の重要性が言われ始めている大きな流れを汲んだものだろうと思われます。

録音によるスピーキングテストは一次試験の合否に関わらず志願者全員が受けることができ、「読む」「聞く」「書く」「話す」を 1 日で測定することができます。これにより、全ての受験者が 4 技能の CSE スコア※を取得できます。
※CSEスコア: 自分の今の英語力や伸長度が一目でわかる指標。語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格 CEFRにも対応。

4技能全てのCSEスコアを取得できるということは、自分の英語力や学習状況を把握しやすくなるだけではなく、入試や就職の際に自分の英語力を証明するツールとしてより活用することができるようになるのが嬉しいところです。

また、対象受験級や会場が増えたり、別日程での面接試験がなくなって検定が1日だけで済むというのも受験者にとっては便利な変化です。
当たり前ですが、英検CBTは合格すれば通常の英検と同じ資格が与えられる検定試験です。これを機に、多くの人が今よりも更に気軽に英検にチャレンジできるようになるといいですね!!

新潟での実施状況や詳しい試験内容など、新しい情報があればまたこちらでお知らせしていきますのでお楽しみに!

上記の情報はすべて、2017年7月4日に公益財団法人 日本英語検定協会より発表された情報で、計画段階のものとなります。今後変更となる可能性がありますので、予めご了承ください。